心を整えるとは。冷静になることで見えてくる自分。
こんにちはあかりです!
今回は、ワールドカップでキャプテンを務めた長谷部誠さんが書いた『心を整える』を紹介したいと思います!
私はこの本が大好きで、仕事で失敗をして落ち込んだときや、新しい仕事にチャレンジするときには、毎回読み直しています。
この本を読むたびに、自分の中で仕事にどう臨んでいくのかを見つめ直す時間を作ることが出来ます。
ワールドカップでゲームキャプテンを務めたときにどのように考えていたのか。
自分の心が落ち着かないときには、ぴったりの本なので、是非とも一度手に取って読んでみてください。
それではどうぞ!
心を「整える」とは?こころは強い。
長谷部選手は心は鍛えるものではなく、整えるものだとこの本では伝えてくれています。
なぜ鍛えるではないのか?
それは、長谷部選手の過去からの学んだ今の習慣に起因しています。
あるサッカーの試合で長谷部選手は緊張のあまり寝れなくなってしまったことがあるそうです。その結果、試合前の体調管理が出来ておらず、自分の力を上手く発揮することが出来ずにチームは敗退。
この悔しい結果から、長谷部選手は、毎日一人になって心を落ち着かせる時間を作っています。
だからこそ、ワールドカップという大舞台や大切な試合でも最高のパフォーマンスを発揮することが出来るのだそうです。
こころは鍛えるものではなく、強いもので落ち着かせる。
だからこそ、心を整える必要があるとこの本は伝えてくれています。
私はこの本を読んで、常に自分自身に打ち勝つこと。どんな場面でも心を冷静でいる人がプロとなり、活躍をしてくのだと教えて頂きました。
また、この本が良いところは、才能ではなく、努力でできることを書いてくれています。
サッカーやスポーツの世界では、才能が一つの指標です。
その中で、特化した技術がない長谷部選手がどんなことを考え、どんな想いでリーダーを務めて、冷静でいられたのかを教えてくれており、自分たちが行うことが出来ることに焦点を当ててくれているのも、この本の魅力だと感じています!
常に最悪を想定しつつネガティブな思考にならないこと。
皆さん上の写真を見て下さい。
これは、ワールドカップ2022のパラグアイ戦で日本がPKで負けが決まった瞬間の写真です。ほとんどの選手が立ち尽くしている中、真ん中の長谷部選手は一人立っています。
この本では、その時の心境が書かれており、長谷部選手は負けることを意識していたそうです。
長谷部選手は常に最悪を想定して動いています。
最悪を想定するからこそ、心が常に落ち着いており、冷静な対応をすることが出来る
ようにしているそうです。
また、悪いことをばかり考えるとネガティブな思考になりがちですが長谷部選手はネガティブなことに対しては、「愚痴」や「言い訳」をすることはとても簡単で、ストレスの解消にもなるが、解決法として安易すぎ、当事者に何の成長ももたらしません。
とおっしゃっています。
ネガティブな思考にならず、常に起こりえることを考え、実行をしていく。
働いていく上でどれも必要な思考だと思っています。
実際に私も営業をしていたときに、相手から想定される言葉を常に考えてから話をしていきました。
その結果、準備をしてきた相手の言葉に対しては、待ってました!とばかりに意見を伝えることができて、商談を成功した事例がいくつもあります。
常に最悪なことや起こりうることを想定しつつ動いていくこと。
どんな職業や立場の人間にも必要不可欠なことをこの本は教えてくれています。
チームのキャプテンとして必要なこと
ワールドカップという世界の大舞台で活躍していたときのチームのキャプテンとしての在り方は本当に面白いです。
これはサッカー選手という立場ではなく、仕事においても部下を率いていく中で大切なことが書かれています。
長谷部選手は、チームリーダーとなったときに意識したことは今の自分であり続けるということでした。
変にリーダーとなったことによって、自分の立場を意識してしゃべるよりもありのままの自分で居ることを選び、今までやっていたことを伸ばすことしました。
具体的には、プレーを褒めたり、人一番に声を出したり、試合が勝ったら一番喜ぶなど、チームがまとまることを率先しておこなったからこそ、チームが一つとなることが出来たと書かれています。
リーダーという役職に立って自分を変えるのではなく、自分の長所を伸ばして組織をまとめていく。リーダーとして必要なことを教えてくれている一冊だと感じています。
まとめ
この本を読んで、プロと呼ばれている人は技術ではなく、当たり前のことをコツコツやっているのだと教えてもらうことが出来ました。
キャプテンをやっている人、すごい技術を持っている人が活躍する場はありますが、それではリーダーは務まりません。
常に心を整えて、冷静な判断を下し、どんな立場に立ってもこころを整えている人が結果的にリーダーになっていくのだと思います。
一人でも多くの人がこの本を読んで、自分の仕事で結果を出せたらと幸いです。